医療ダイエットの停滞期はなぜ起こる?原因と乗り越え方を医師が解説
医療ダイエットの停滞期について
医療ダイエットを続けていると、体重が落ちなくなる時期があります。
いわゆる「停滞期」です。
これは特別なことではありません。
実は、多くの方が経験する自然な現象です。
本記事では、停滞期が起こる理由と対処法を解説します。
あわせて、MBDクリニックでの調整方法もご紹介します。
停滞期とは何か
医療ダイエットにおける停滞期とは、減量が一時的に止まる時期のことです。
具体的には、体重や体脂肪の変化が数週間ほど見られなくなります。
多くの場合、治療開始から1〜2ヶ月ほどで訪れます。
なぜ停滞期が起こるのか(ホメオスタシス機能)
体は、急激な変化を嫌う性質を持っています。
これを「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」と呼びます。
体重が減ると、体は「省エネモード」に切り替わります。
つまり、基礎代謝を落とし、エネルギー消費を抑えようとするのです。
これは、飢餓状態から身を守るための仕組みです。
そのため、停滞期は体が正常に機能している証でもあります。
停滞期に起こりやすい変化
- 体重の減少ペースが緩やかになる、または止まる
- 食欲が増したように感じる
- 薬剤の効果を感じにくくなる
- モチベーションが下がりやすくなる

自己流ダイエットで停滞期を迎えると起こりやすいこと
自己流のダイエットでは、停滞期に対処しづらい傾向があります。
そのため、多くの方がさらに食事を減らそうとします。
あるいは、運動量を極端に増やそうとします。
しかし、これは逆効果になることがあります。
なぜなら、過度な制限は基礎代謝をさらに低下させる可能性があるためです。
結果として、リバウンドにつながるケースも少なくありません。
MBDクリニックの停滞期への対処法
MBDクリニックでは、停滞期を想定した通院設計を行っています。
約2週間に1度、体成分分析と医師の診察を実施します。
体重だけでなく、体脂肪率や筋肉量の変化も確認します。

※実際の患者様の数値です。停滞期に入りましたが、医師からは筋肉量が維持できているため心配ないとアドバイスしました。
さらに、当時の食事内容をヒアリングし、調理法の変更などのアドバイスを管理栄養士から行いました。
薬剤の種類・量の調整
MBDクリニックでは、20種類以上のお薬を取り扱っています。
そのため、GLP-1のみに頼らず複数の薬剤を組み合わせます。
たとえば、代謝促進系やむくみ改善系など目的に応じて処方を見直します。
このように、停滞期の状態に合わせて柔軟に調整できる点が特徴です。
食習慣の見直し
体重の変化だけでなく、食習慣の聞き取りも行います。
そのうえで、糖質・糖類の摂取傾向を確認し処方や指導に反映します。
また、管理栄養士による食事サポートも実施しています。
そのため、無理な食事制限は行わず続けやすい食べ方を提案します。
焦らず継続することの重要性
停滞期は、一時的な現象であることがほとんどです。
実際、継続することで再び体重が減少に転じるケースが多くみられます。
だからこそ、自己判断で治療を中断せず医師に相談することが大切です。
停滞期を乗り越えるためのポイント
- 体重の増減だけでなく、体脂肪率の変化も確認する
- 極端な食事制限や運動量の増加は避ける
- 睡眠不足やストレスも代謝低下の原因になり得る
- 停滞期こそ、医師や管理栄養士に相談する
停滞期を含む、ダイエット注射の効果や仕組みについては
ダイエット注射の効果とは?種類と仕組みを医師が解説でも詳しく解説しています。
こんな方はMBDクリニックにご相談ください
- 自己流ダイエットで停滞期から抜け出せない方
- 薬剤の効果を感じにくくなってきた方
- リバウンドを繰り返している方
- 停滞期の原因を医学的に評価してほしい方
本当に効果のあるダイエット方法について迷っている方は、
「本当に効果のあるダイエット方法って何?」もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 停滞期はどのくらいの期間続きますか?
個人差はありますが、数週間程度で再び体重が動き出すことが多いです。
生活習慣や薬剤の調整によって、期間は変わります。
長期間停滞が続く場合は、医師に相談することをおすすめします。
Q. 停滞期に自己流で食事を減らすのは良くないですか?
過度な食事制限は、基礎代謝をさらに下げる可能性があります。
結果として、停滞期が長引く原因になることがあります。
食事量を減らす前に、まずは医師へご相談ください。
Q. MBDクリニックでは停滞期にどう対応しますか?
体成分分析と医師の診察をもとに、薬剤の種類や量を調整します。
食習慣の聞き取りを行い、管理栄養士がサポートします。
体の状態に合わせて、柔軟にプランを見直していきます。
関連コラム
この記事の監修医師
MBDクリニック監修医 / 医療法人社団東美会 理事長:麻生 泰医師
【経歴】
医療法人社団東美会 理事長
兼 東京美容外科 統括院長
慶應義塾大学 医学部大学院 医学博士号取得
日韓美容医学会学会長
日本形成外科学会
日本美容外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本抗加齢医学会
