ウゴービとマンジャロの違いとは?
効果・費用・保険適用を医師が比較解説
「どちらが自分に合っているの?」という疑問に、当院の処方実績をもとに成分・作用・費用・保険適用の観点からわかりやすくお答えします。
ウゴービ・マンジャロとは
ウゴービとマンジャロは、どちらもGLP-1受容体に作用することで食欲を抑え、体重減少をサポートする注射薬です。
週1回の皮下注射という使用方法も共通していますが、有効成分や作用機序、保険適用の有無など、重要な点で異なります。
| 薬剤名 | ウゴービ 有効成分:セマグルチド | マンジャロ 有効成分:チルゼパチド |
| 肥満治療での保険治療の有無 | 保険適用あり(条件あり) | 自由診療(痩身目的) |
| 承認区分 | 肥満症治療薬 | 糖尿病治療薬 |
| 日本承認 | 2023年(保険:2024年) | 2024年 |
| 平均減量効果 | 約13.7% | 約16〜20% |
| 投与方法 | 週1回 皮下注射 | 週1回 皮下注射 |
| 保険適用 | 条件を満たせば可 | 痩身目的は全額自費 |
作用機序の違い
最も大きな違いは、体内で作用するホルモンの種類です。
ウゴービ(GLP-1単独作動薬)
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)という1種類のホルモンに作用します。脳の満腹中枢に働きかけて食欲を抑え、胃の排出を遅らせることで「少量で満腹感を得やすい状態」を作り出します。長年の使用実績があり、安全性データが豊富です。
マンジャロ(GIP/GLP-1二重作動薬)
GLP-1に加えて、GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)という2種類のホルモンに同時に作用します。食欲抑制に加え、脂肪の代謝促進や血糖値の改善にも働きかけることで、より高い減量効果が期待できます。次世代の肥満治療薬として世界的に注目されています。
効果・副作用・費用の比較
| 比較項目 | ウゴービ | マンジャロ |
|---|---|---|
| 有効成分 | セマグルチド(GLP-1類似体) | チルゼパチド(GIP+GLP-1類似体) |
| 減量効果(臨床試験) | 平均 約11〜16.7% | 平均 約16.3〜19.3% |
| 副作用中断率 | 約8.0% | 約6.1%(より低い) |
| 主な副作用 | 吐き気・下痢・便秘(使用初期に多く、継続で改善傾向) | |
| 保険適用 | ○ BMI35以上または肥満症+合併症 | × 痩身目的は全額自費 |
| 処方医療機関 | 専門医常勤の限られた施設 | 多くのクリニックで処方可 |
| 自由診療の費用目安 | 月3〜5万円程度 | 月2〜4万円程度 |
| 長期安全性データ | 豊富(実績あり) | 蓄積中(新薬) |
※費用はクリニックや用量により異なります。上記は目安です。
どちらが向いているか
どちらが「優れている」ということではなく、患者様の目標・健康状態・生活習慣に合わせて医師が最適な薬剤を提案します。おおよその目安として以下をご参考ください。
ウゴービが向いている方
✓ 肥満症と診断され保険適用を希望
✓ 高血圧・脂質異常など心血管リスクがある
✓ 使用実績の豊富な薬を希望する
✓ 副作用の出方を段階的に確認したい
マンジャロが向いている方
✓ 大幅な減量(15〜20%以上)を目指したい
✓ 糖代謝・脂質改善も同時に希望する
✓ 他のGLP-1薬で効果が不十分だった
✓ まず自由診療でトライしたい
よくある質問
Q ウゴービとマンジャロは併用できますか?
A 併用はできません。どちらも同じGLP-1受容体に作用するため、併用すると副作用リスクが高まります。必ず医師の指示のもと、どちらか一方を選択してください。
Q 効果が出なかった場合、もう一方に変更できますか?
A 可能です。ウゴービで効果が頭打ちになった方がマンジャロへ移行するケースもあります。当院では経過をみながら柔軟に対応しています。
Q 薬をやめるとリバウンドしますか?
A 薬を中止すると体重が再増加するリスクがあります。食事・運動習慣の改善と組み合わせた治療が、長期的な体重維持のカギとなります。
Q ウゴービの保険適用の条件は?
A 「BMI35以上」または「BMI27以上かつ高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかを有し、食事・運動療法で十分な効果が得られない方」が対象です。ただし処方できる医療機関は専門施設に限られます。
※本記事は2025年11月時点の情報に基づいています。薬剤の適応・費用・保険適用条件は変更される場合があります。詳細は医師にご確認ください。
※本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成しています。掲載している効果・効能は個人差があります。
MBDクリニックにご相談ください
当院ではマンジャロの処方(自費診療)を行っております。
※現在、ウゴービの取り扱いはございません。
初診カウンセリング無料・無理な勧誘一切なし。まずは気軽にご相談ください。
0120-746-153(9:00〜21:00 年中無休)
この記事の監修医師
MBDクリニック監修医 / 医療法人社団東美会 理事長:麻生 泰医師
【経歴】
医療法人社団東美会 理事長
兼 東京美容外科 統括院長
慶應義塾大学 医学部大学院 医学博士号取得
日韓美容医学会学会長
日本形成外科学会
日本美容外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本抗加齢医学会