痩せ薬マンジャロは悪?ゆいぴすさんを巡る騒動と「人間の弱さ」
最近、X(旧Twitter)などでマンジャロを巡る炎上がものすごいですね。
熱心に取り締まろうとする「マンジャロ警察」みたいな人たちがギャーギャー騒いでいて、「マンジャロはダメな薬だ」と一律に批判しているコメントも見かけますが、僕から言わせれば「それはお前がアホなだけだろう」という話なんです。
私のYoutubeチャンネル「ドクターA」で先日お話した内容です。
今回は、人気キャバ嬢のゆいぴすさんを巡るマンジャロ騒動の本質と、僕自身を救ってくれたこの薬の真実について、僕の言葉でありのままをお話しします。
キャバ嬢の起用と「ボディイメージ」の誤解
今回の炎上は、溝口さんがマンジャロの販売(ダイエットクリニック?)を始めるにあたって、すでに痩せているキャバ嬢のゆいぴすさんらをイメージモデルとして前に出したことが発端のようです。
そのため「ガリガリの女の子に打たせる薬」という間違ったイメージがついてしまいました。
はっきり言っておきますが、僕は若いキャバ嬢や、美容目的でちょっと痩せたい子たちにこの薬を勧めているわけでは一切ありません。
僕のところにもしガリガリの女の子が来て「マンジャロが欲しい」と言っても、「あなたにはいらない」とはっきり断ります。
そりゃそうです、僕自身の医師免許がかかっているんですから。
もしそんな子に処方して、副作用で膵炎(すいえん)にでもなったら、誰が処方したんだと自分の責任を問われます。
そんなリスクを冒してまで処方するわけがありません。
最近急に痩せて綺麗になった芸能人や海外セレブもみんなマンジャロを使っていますが、
大切なのは「痩せすぎは良くないよ」ということであって、お薬そのものが悪いわけではないのです。

「マンジャロ危険」と騒ぐ人・ルールを守らない人
ネットで「マンジャロは危険だ」「体に合わない」と騒いでいる人がいますが、
それは医者の指示を守らず、自分で勝手にミリ数を上げて死にかけているだけです。
僕の場合、最初は2.5mgを1ヶ月打って、そこから5mgに上げたら、それ以上はミリ数を上げずに我慢してもらいます。中には「効かなくなってきたからミリ数を上げたい」と言ってくる変な人もいますが、ダメだと言っても勝手に7.5mgや10mgに上げて、気持ち悪くなって「体に合わない」と言っている。自分が適切なお薬の使い方をしていないだけなのに、薬のせいにするのはおかしな話です。
適切な指導のもとで容量を守って使えば、マンジャロは本当に素晴らしいお薬です。

人間は「ホルモンの奴隷」である
僕自身、過去に胃にバルーンを入れる手術をしたり、マリンスポーツなどの運動をめちゃくちゃ頑張ったり、ありとあらゆるダイエットを試してきました。
過去のYouTubeを観てもらえば分かりますが、何をやっても痩せられなかったんです。
周りは「夜にラーメン食べるのを我慢すればいいだけ」と言いますが、太ってしまう人というのは、脳がバカになっているというか、食べることに慣れて麻痺しているんです。
これは中毒と一緒で、人間は意志の力ではなく、すべて「ホルモン」に左右されています。
僕たちはホルモンの奴隷なんです。
その崩れたホルモンを正常化させてくれるのが、このマンジャロという薬です。
僕のYouTubeのアシスタントの鈴木さんも、元々はそこまで病気としての数値ではなかったものの、高血圧やふくよかな体型を見た保険医療の病院の先生から「打った方がいい」と判断され、保険外(自費)で出してもらった経験があります。
ネットでは「病院の儲け主義だ」とも叩かれますが、マンジャロの仕入れ価格なんてネットで調べれば患者さんにも筒抜けです。
はっきり言って、どこが安いか比較されるようなお薬なので病院は儲かりません。
それでも医者が出すのは、「保険の適用外だけど、この人は治療した方がいい」と判断しているからです。
100kgを超えたような人が来て「脂肪吸引でなんとかしてください」と言われても、内臓脂肪までは落とせません。だからこそ、適切なアプローチが必要になります。

マンジャロが教えてくれる「健康的な生活」
マンジャロを打つと、たくさん食べられなくなるので、必然的に「少量しか食べられないなら、しっかり良いものを選ばなきゃいけない」という意識に変わります。
実際、僕も鈴木さんも、マンジャロを打ってからポテトチップスやラーメンなどのジャンクフードを「食べたい」と思わなくなりました。
味覚というか、口の好みが変わるんです。
その代わり、意図的にサラダを先に食べるようになったり、鶏むね肉を低温調理したり、豆腐と納豆と卵を混ぜて工夫したりと、料理を工夫して健康的な食事に変えるきっかけになります。
ただし、注意しなければいけないのは、体重が減るときは脂肪だけでなく
「筋肉も、骨の量も減るし、髪の毛の質も悪くなる」ということです。
さらに、マンジャロをやめた後の体は飢餓状態になっているため、再び脂肪を溜め込もうとしますし、食欲も戻ってきます。
ずっとお薬を打ち続けるわけにはいかないので(依存には注意が必要です)、お薬で食欲が抑えられている間に「自分が楽しんで定期的にできる運動」を見つけることが1番大事です。
僕は今、テニスやゴルフなど、完全に運動中心の生活に切り替えました。

意識高い系トップ5%にはわからない、弱者の気持ち
世の中には、体を鍛えているマッスル系のお医者さんや筋肉弁護士などが「お前の意志が弱いだけだろうが」と綺麗事を言ってきます。
でも、彼らは元から「意識高い系のトップ5%」の人たちなんです。
普通の人間はもっと弱いです。意志が強いなら、20年間も太っていません。
僕も以前は100kgを超えていて、膝は悪いし、高血圧だし、椎間板ヘルニアまで抱えていました。
(当時の動画を見た人からは「プーさんみたいで良かった」「裕福なオーラがあって昔の方がモテたんじゃないか」なんて言われますが、毎回会うたびにプーさん化していくほど太っていました笑)。
そんな僕が本当に救われたのが、このお薬です。
僕の知っている子でも、少し小太りで、マンジャロが必要なほどではないけれど「これじゃ選ばれないだろうな」という子がいました。
その子がマンジャロを打ってパッと痩せて、アイドルのオーディションに通って、今はアイドルとして活躍しています。体重が減ることで人生が変わることだって、実際にあるんです。
マンジャロは、痩せたいと思っている人が我慢しようとしたときに、それを助けてくれる本当にいい薬です。
マンジャロ警察のうるさい声に惑わされず、医者の指示を仰いで、正しく健康的に使いましょう。
但し、運動が一番大事ですよ!

引用元動画:痩せ薬マンジャロは悪?ゆいぴすさんを巡るマンジャロ騒動【ドクターA(麻生泰)】
この記事の監修医師
MBDクリニック監修医 / 医療法人社団東美会 理事長:麻生 泰医師
【経歴】
医療法人社団東美会 理事長
兼 東京美容外科 統括院長
慶應義塾大学 医学部大学院 医学博士号取得
日韓美容医学会学会長
日本形成外科学会
日本美容外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本抗加齢医学会